30年くらい前まで、土地の段差があるところの土留め用に、
コンクリート板とコンクリート杭
を使った場所が数多くありました。
例えば、田んぼを埋め立てて道と同じ高さまで盛り土をした場合、田んぼとの境界部分は垂直に壁を作る必要があるわけですが、その壁がコンクリートの板を横に積んで、その側面をコンクリートの杭で固定するという方法です。
これは、かなり弱い!
中には、コンクリートの板が土の重みで反り返っているところも。
今でもそのように土留めされた土地があるんですが、家の建て替え時期になり、古い家を取り壊してそのまま土留めを最近の方法(L型に地下の踏ん張りがある)に変更せず、そのまま建ててしまう家がかなりあるみたいです。
おそらく建築会社としては、土留めも新しくしませんか?と言いたいところなんでしょうが、数百万円の別出費を考えると
「それは無理だから、家の建て替えをあきらめる」
というケースも出てきそうです。なので、法律上問題がなければ計画続行で行ってしまうのかもしれません。
どう見ても弱い土留めです。
ここに建てた家は、土留めが壊れたら被害無しでは済まないはず。
どんな商売でもそうですが、消費者は
「それを商売にしているということは
それについて最もよく知っている人のはず」
という前提で考えます。
この前提は、別の言葉で言えば、
信頼
です。この頃は、この信頼のレベルに達していないのに、
ものは言いよう
という姿勢で商売をする会社が多いですね。
自分がそんなことにならないように、努力しないとね。
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