30年くらい前まで、土地の段差があるところの土留め用に、
コンクリート板とコンクリート杭
を使った場所が数多くありました。
例えば、田んぼを埋め立てて道と同じ高さまで盛り土をした場合、田んぼとの境界部分は垂直に壁を作る必要があるわけですが、その壁がコンクリートの板を横に積んで、その側面をコンクリートの杭で固定するという方法です。
これは、かなり弱い!
中には、コンクリートの板が土の重みで反り返っているところも。
今でもそのように土留めされた土地があるんですが、家の建て替え時期になり、古い家を取り壊してそのまま土留めを最近の方法(L型に地下の踏ん張りがある)に変更せず、そのまま建ててしまう家がかなりあるみたいです。
おそらく建築会社としては、土留めも新しくしませんか?と言いたいところなんでしょうが、数百万円の別出費を考えると
「それは無理だから、家の建て替えをあきらめる」
というケースも出てきそうです。なので、法律上問題がなければ計画続行で行ってしまうのかもしれません。
どう見ても弱い土留めです。
ここに建てた家は、土留めが壊れたら被害無しでは済まないはず。
どんな商売でもそうですが、消費者は
「それを商売にしているということは
それについて最もよく知っている人のはず」
という前提で考えます。
この前提は、別の言葉で言えば、
信頼
です。この頃は、この信頼のレベルに達していないのに、
ものは言いよう
という姿勢で商売をする会社が多いですね。
自分がそんなことにならないように、努力しないとね。
汎用インク試し on May 21st, 2009
おむつ交換 【参考】 on July 18th, 2007
笑わせてもらった on May 7th, 2009
デジカメ30分修理!のはずが on September 27th, 2008
美感・価値観の違い on September 6th, 2009