情報情報って聞きますけど、
いったい情報ってどのくらい必要なんでしょうか?
例えば、いつでも最新の情報を手に入れることができるということで、iPoneなんかに熱を上げている人が多い一方で、
はて、なんの情報を必要としてるんだろう?
と、僕としては悩んでしまうわけです。
僕の友だちでも、携帯でチェックする情報は、野球の勝敗とか進捗だったり、ニュースといっても知ってても知らなくても困らないニュースばかり。
だいたいヤフーのニュースで、有益な情報に出会ったことがない
情報ツールというと新しいものに聞こえるかもしれませんが、新聞が出てきた時は新聞が最新の情報ツールだったはずです。
次にラジオ。
次にテレビ。
インターネット・携帯もその流れ。
今までと違うのは双方向性ということだけど、そこまで新鮮な情報を必要としている人は少ないです。ネットでよく使う“有益?”情報は、
通販で安売り情報が見つけられる
高速道路などの交通機関の情報
天気予報などの自然災害関連情報
行楽などの情報
確かに全部有益でした。
家族旅行なども楽しめたし、安く泊まれたり、買えたり。
でも、どう考えてみても、あまりビジネスに必要だった情報はありません。(笑)
投資をしている人達だって、情報への反応って二通りです。
細かくチェックして、売り買いをするのは単なるトレーダーで、本当の投資家は、自分の投資先をじっくり考えて据え置くことが多い。後者はあまり最新情報に一喜一憂しないだろうから、求める情報そのものが別物なのかな。
となると・・・、
必要な情報ってのは、自分で作るもののような気がします。
例えば、社内で営業管理情報や顧客情報を共有して、総員対応体制を作るのであれば、情報は自分たちで育てて、自分たちで使うわけだから有益になります。
でも、他人が与えてくれる情報なんて、あまり役に立たないでしょうね。
本当の意味での“情報戦”というのは、スパイ活動みたいに敵より先に最新情報を集めることではなくて、日々こつこつと自分で集めた情報をどう加工して、実際の行動にどう生かすかということなんじゃないかと思うのです。
自分が持ってもいない銘柄の“最新の株価”より、
顧客の誕生日を知る方がよっぽど有益なんじゃないのかな。
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