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世の中の流れの外と中

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今、ウチの会社で研究開発を進めていることがあります。

どこの会社でも研究開発はあることですけど。(笑)
ウチの場合は、世の中の流れの中と外、両方の研究を進めています。

世の中の流れの中

というのは、世の中が求めていることを提供できるようにすることと考えてもらえれば良いです。だから、ひょっとするとサービスとして一過性のものかもしれないし、実は定番化していくことかもしれません。

でも、とにかくやっている。

世の中の流れの外

というのは、全く世の中の人が注目していないことです。
これは、商売になるかならないか、そんなことを度外視して蓄積していかなければならない能力です。

流行の外

と言った方が分かりやすいかも。
流行のことばかり追い求めると、これはもうやってる方は疲れてしまいます。なにしろ、何も溜まっていかない、何も残っていかない。

そして最後に待っているのは、価格のたたき合い

企業として世の中に合わせる部分は必要です。
でも、そればかりではなくて、独自性をもたせるためにも、流行の外のことをひたすらやって、経験値の蓄積をしていかなければなりません。

書店に行くと、本当に色々な本があります。
それをベストセラーから買っていく人がほとんどですが、ベストセラーなんてのは、

抜け殻

です。そこから得るものはほとんど無いと思って間違いない。
ただ、世の中の流れの中にいる安心感を買えるだけ。

僕が今やっているイタリア語やポルトガル語、中国語なんてのは全く世の中の流れの外で、流行っているわけでもなんでもないです。

でも、イタリア語は2年以上やっている。
ポルトガル語、中国語も1年くらいか。

これは、今から始める人がすぐに追いつける経験値ではなくなっているという自負があります。溜まっているし、残っています。

そして、きっといつかどこかで何かの役に立つ。
というより、僕は自営業なので、役に立てようと思えば、役に立てられる場を作ってしまえばいいわけです。時期が来たら、役に立つ何かを考え出します。

僕の知り合いでも、ベストセラーとか話題の本が出ると、すぐにそれに飛びついて、そして、それをやらなきゃならないという

強迫観念を持ちつつ、何もやらない

そんな人が多いです。
もう、そんなの忘れていいから、蓄積を始めた方が良いような気がします。

流行を知らないのが恐怖、という人には向かない話です。

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