世の中には評論家が多いです。
自分の勤めている会社についての批評や、政治、経済、プロ野球監督の采配、何でも俎上に上がります。
以前に僕も加わっていた、ある趣味のグループのメンバーは、
大会社の経営
に言及して、いかにも自分が経営したら超優良会社になる、というようなことを言っていました。その他にも、サブプライムなんかがヒドイことになった後で、
最初からこうなることは分かってたんだよね
と、自分の “先見性” を得意げに話すとか。僕は、こういう話は大嫌いです。
やってみたらいいのです。
言っているだけじゃなく。
先見性があるのなら、新聞や雑誌に投稿してでも警告したらいい。
逆に、世の中を出し抜いて、大儲けすればいい。
果たして、その人が、大会社を率いる立場に立ったとき、
本当に何万もの人を動かせるのか。
そもそも動いてくれるのか。
想像(見込み)でしかない目的地を目指して、会社の関係者とその家族全てを引っ張っていけるのか?
もし、そんなに才覚があるなら、会社なんて辞めて自分で商売したらいいわけだし、商売じゃなくて、世の中を助けたいのであれば、そういう組織の作り方はいくらでもあります。
でもやらない。
いつかやってやる、とは言ってるんだけど、やらない。
前に、ラジオで谷村新司さんが言っていたことに、とても共感しました。
「昔、フォークソングやってたとき、平和だ反戦だってやってる奴らが凄くきらいだった。なんだか、安全なところからアジってるのが、とってもイヤだった」
アジってるってのは、おそらく “アジテート” のアジだと思うんです。アジテートとは、
扇動したり
挑発したりすること
具体的な行動の伴わない主張は、単なる卑怯な行為です。
言うならやれ。
やらないなら、言うな。
挑戦する権利は等分にあります。
もし、金持ちの家に生まれなきゃ、分が悪いとか言うのであれば、色々本を読んでみるだけで、いかにお金がなくても、行動することで結果がついてくるのか分かるはずです。
やる人は、ホームレスからでも立ち上がります。
そういう人を僕は心底、
すごい
って思うんです。
僕ももっともっと出来るのに、やってないからこの程度なんだなと、反省します。
レミーのおいしいレストラン
の最後のシーンで、評論家自身が評論家を批評するくだりがあるけど、とても共感します。(分かりにくいね。(笑))
やれば良いんです。
誰も止めませんよ。
誰かに止められたからやめるってんなら、それも卑怯な話です。(笑)
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