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大人への挑戦状

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ビル・オーライリー(Bill O’Reilly)というアメリカの人気ニュースキャスターがいる。

彼は過激な発言で有名だけど、その点は別に重要じゃないので脇へおいときます。

ある日、彼の番組に13歳の女の子から投書があった。

『私は○○主義です』

その後にも色々と彼女の意見が述べられているようだったが、オーライリーは次を読まず少し顔をしかめてたった一言

『Already? (もう?)』

とコメントし、その紙を放り投げた。

名回答。

新聞の投書欄に中学生くらいの子達が盛んに投書している。学校の宿題や、授業のアクティビティーの一つなのかもしれないけど、かなり年寄り臭く凝り固まっている意見で、新聞マニアの僕も読んでてイヤになって読まなくなった。

不思議と大人が同じ事を書いても何とも思わない。

子供・だ・か・ら、イヤなの。

中学生や高校生ってのは、まだまだ

「なぜかな?」

と悩まなきゃいけない時期。
大人が褒めたくなるような立派なことを書いて、

「私は○○主義」

なんてやってちゃいけない。大人は嘘つきなんだから。(笑)

子供が大人びた言葉で文章を書くと、

「しっかりした文章を書く子だ」

と褒めてしまう先生や大人がいるから、この子の視野を狭めることになる。

子供は、しっかりしていない方がよっぽど柔軟でいい。
勉強が良くできる子ほど大人に褒められるテクニックを会得して、

“面白くない子”

になっていく。かわいそうに。

いっそ新聞の投書欄の“ヤング”コーナーは、

「大人への挑戦状」

にしてしまったらどうかな。
受けて立ってやりましょうよ。大人として。

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