僕らが子供の頃は、
人の家に上がり込んで遊ぶ
なんてことは滅多にありませんでした。
外に森があって、田んぼがあって、廃材置き場があって、土木工事用の砂山があって、橋があって、廃車置き場があって、建築中の家で大工さんと話したり・・・きりがないほど遊び場に事欠きませんでした。
でも、今の子はかわいそうです。
どこを見回しても遊ぶところなんてありません。
それどころか、学校の校庭すらも下校したら立ち入り禁止です!
(これはなぜ????)
だから、外で遊ばない。
幼稚園の頃からゲームばかりやってるから、ウチの中に上がり込んで遊んでいる子がとても多いです。
困ったことに、特定の家が
上がり込み先
として狙われたり、と子ども達のマナーは地に落ちています。
我が家にもたまに、上がり込み目的の子が来ます。
気の毒な話だけど、その子は家では疎まれているらしいです。
その情報が、近所の親の中にまわっているので、
要注意
とされてしまっています。
親はどうしているかというと、
6時半まで帰ってくるな!
と、内縁の夫なり妻なりという人と、家に二人でこもるのだとか。昼間から何してんだか。
問題行動といっても、家の中でオヤツを要求したり、冷蔵庫を開けたり、引き出しをあけたりというだけなので、別に外で遊ぶ分にはいいんです。
でもその子達にとって、他人の家に上がるということが
目的
なのです。
門の扉を登って、家に侵入してこようとするのです。
呼び鈴をしつこく鳴らし、家には入れないといっても、食い下がるのです。
これには困りました。
なので、僕はルールを決めました。
相手の子の親と、僕たちの間で交流のある家の子は、家の中にあげてもいい。
でも、初めて来た子や、親同士が知らない、相手の親が僕の家に子供が来ていることを知らない場合は、絶対に家にはあげない。
そして、今日我が家に来たら、次回はあちら、とバランス良く遊び、家に来た子は、自分の子並に叱ること、これをみんなで合意しています。
僕らが相手の親を良く知っている子と、初めての子が混じっている場合は、全員家に入ることは禁止です。一人だけ入れて、後はサヨウナラなんて、とても出来ませんから。
遊ぶ相手を親が管理することに、自分自身抵抗あります。
出来れば、誰とでもつきあえた方がいいし、
あの子と遊ぶな
なんて言いたくないのです。
だから、天下の公道で遊ぶのなら文句は言わない。
でも、家の中にあがるには、厳然たるルールがある、ということを子供に理解させました。
でも、不思議なことに、
家に上がり込めない
と分かった途端、問題行動のある子達は、
我が家に寄りつかなくなってしまうのです。
不思議な話ですが、そういう法則があります。
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