小さい痛みが集まると、かゆみになります。
このくらいなら別段どうということはありませんが、イライラします。
その小さい痛みがもっと集まると、今度は本当の痛みになります。
ここまで来ると、苦痛です。
おそらく、現代人が
ストレス
と言っているものは、かゆみです。
別に死ぬことはないけど、とにかく逃げられない感覚。
このストレスがたくさん溜まれば、いよいよ
苦痛
になります。
そうすると、死んででもこの苦痛から逃れたいと思うようになるわけです。
人が傷つくことを日常的にやっている人は、
その行為の延長に 相手の死 があることが分かっていないのかもしれません。
物事をハッキリ、一刀両断に言うことを
私は言いたいことを、ハッキリ言う
と、なにか有能であることと取り違えている人がいます。
思ったことを言わずにいることが良い結果を生むとは限りません。
時には、どうしても言わなければならないこともあります。
でも、思いやりがあることが前提であるべき。
幸いにも僕のお付き合いしている人で、思いやりのない言葉で人を傷つけることを日常的にやっている人は一人もいませんが、他人の話では
人を追い込むことが大好きなサディスト
の存在を耳にします。
ただ、そういう人達も、やっぱりどこかで
かゆみ
ってのを持っているのでしょうか。
過去についた細かいキズが、現在の人格に影響を与えているとか。
他人の無能さが、イライラとなって、それがかゆみに繋がっているとか。
とすると、かゆみにも種類があるのかもしれません。
いずれにしても、かゆみの段階で処理できればいいけどね。
苦痛の発散方法が、外向きだと厄介です。
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