久しぶりに英語の話。
UNTAMED の DIVE LA は、人の私生活をそのまま収録したリスニング素材なので、
口語英語
ばかりです。
英語に限らず、どこの国の言葉を習っても、一番難しいのは
口語
です。ビジネス英語や、日常会話、旅行会話なんてのは、少し勉強したらすぐに出来るようになりますが、この口語というヤツは違います。
例えば、
Zaccoshi (ザッコシ)
という言葉を知ってますか?
知りませんよね。
でも、実は主婦の方なら特によく知っている言葉をアルファベットを使って書いただけなのです。
雑古紙
です。(笑)
今朝の我が家の会話です。
子供のクリスマスのプレゼントの包みや、箱を持って聞きます。
「これ、ザッコシ?」
「うん。ザッコシ」
「これは?ザッコシ?」
「ううん、それはザッコシじゃない」
これを外国人が横で聞いていたら、
What is Zaccoshi ??? ザッコシってなんだ???
と、頭中ハテナマークが飛び回るはずです。
これが、口語の分かりにくいところです。
僕の地域では、役所の営業時間内であれば、資源ゴミであれば、いつでも出すことができます。
だから、小さな子ども達まで
ザッコシ
という言葉を使っています。
例えば、今でもゴミを分けて捨てない地域もありますから、そんなところでは “ザッコシ” の普及率も低いはず。
仮に外国人が、どこかでこの言葉を耳にして、自分の友人に
「ザッコシってなに?」
と聞いて、偶然その友人がザッコシを知らなかったとします。
すると、その外国人は、将来国に帰っても、ふと
ザッコシ
というナゾの言葉を思い出すことになります。(笑)
笑い話ではなくて、口語にはこんなことがよくあるのです。
だから、聞けない。
聞けても、分からない。
辞書に載ってない。
ということが起きます。
口語を良く理解できるようにするには、全てを理解しようとしないことと、適当に前後関係から予想してすますということです。
英語がどんなに得意な人でも、このレベルの言葉まで理解できる人は
ゼロ
です。日本人同士でも理解できないことがありますから、適当なところで満足するのが語学習得のコツかもしれません。
そう言えば、先日ラジオを聞いていて、ある英語が得意そうな女性DJが、
「ジョナサン フライディ ナイト」
と英語らしき言葉を言っているのを聞いて、僕は悩みました。
ジョナサンがどうした???
でも、しばらくして フライディ・ナイト から連想すると、
ジョイン アス オン フライディ ナイト
なのだと気付きました。
これでは、聞いている方が困ります。
ラジオで英語を話している人でも、この程度のものです。
ちなみに、僕だって人のことは言えません。未だに
あれっ、どうだったかな?
ということが結構あります。 (^_^;)
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