この頃そっぴくんのワガママが酷くて、僕が声を荒げることが多くなっていました。
でも、これって悪循環。
声を荒げれば荒げるほど、相手は僕の話を聞かなくなる。
それに、反発心も出てくるみたいです。
気付いたのは、僕はこういう教え方が嫌いだったはずなのに、忙しいとか考え事をしているとか自分の都合で、思考を妨げられた! と怒っているだけだったのです。
分かっていても、やっぱり忙しいとなかなか落ち着いて考えられないです。
でも、先日オリバー・ストーン監督の
「ワールドトレードセンター」
を見ていて、たった一つのセリフが頭から離れなくなりました。警察官の夫が瓦礫の下で行方不明になっている、その妻の言葉。
「最後にかけた言葉が何だったのか思い出せない」
想像もしたくない話しですが、僕が息子に対してヒドイ言葉をかけたとして、その日僕が死んでしまったら?逆に、泣きながら
「いってきます・・・」
と家を出た子どもに何か事件があったり、事故にあったりしたら?
子ども達が、最後に親から聞いた言葉が
“ヒドイ言葉”
だったら、どうするのか。言葉の重みが変わってきます。
僕らは、生きている、明日があることが当然のような顔をして、生きることに慣れているわけです。
でも、事実は違います。
いつ死んでもおかしくないのです。
そう考えると、僕の一言一言の重みが変わってきます。
子どもに、イライラに負けてヒドイ言葉をかけてはいけません。
その相手が、妻だろうが、友だちだろうが、知り合いだろうが、部下だろうが、クレーム処理でウチに来る業者さんだろうが、誰だろうが関係ありません。
一言一言が人生最後の言葉
そんなに気負って生きていく必要もないと思いますが、少なくとも一言一言に思いやりが必要です。
親だって人。
イライラすることだってある。
でもね、やっぱりイライラは自分の心の中に留めて、他人の領域に垂れ流さないような度量がいります。
その点、僕の課題です。
今から変わろう。
それがいい。
まだ誰も傷つけてないからね。(笑)
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