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笑いは安く、感動は高い

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映画学校で習ったことの一つに、

笑いは安く
感動は高い

ということがありました。とはいえ、

笑いを買うと安くて、感動を買うと高い

という意味ではありません。
なにしろ、コメディー映画だろうが、感動大作だろうが入場料は一緒なのですから、買い手(観客)の状態を言い表した言葉ではありません。

これは、映画を作るとき

コメディーは安くて
感動を作るのは高い

という意味です。
なるほど、笑いというのは街角だろうが、電車の中だろうが、面白い人は面白いんだから、舞台なんてどうでも良いんです。

でも、一方で感動はというと。
例えば、映画のラストシーンでヒロインが、去っていく列車を

涙を流しながら見送る

このシーンは、映画の中で音楽やそれまでのストーリーでの盛り上げがあって、初めて感動するんです。

実際の生活の中で、列車を見て泣いてる人がいたら、

おいおい、大丈夫か??

と思うことはあっても、感動することはないんです。
だったら、笑いと感動の制作費の違いは何か?

笑いは短時間で起きる感情で
感動は長時間かけて盛り上げる感情

つまり、時間です。
感動を与えるには時間がかかる。

じゃあ、最短でどのくらい?

って質問は、いい質問です。

100m走でも感動するし (オリンピック)
一人の人生でも感動する  (映画:市民ケーンとか)

・・・?
だったら、短くても良いんじゃないの?
分からなくなってきた。(^_^;)

例えるなら、

水の入った風船に針を刺すのを目で見る   (一瞬・笑い)
水の入った風船を針で割るのを高速カメラで見る (感動)

とか、

丼もの
コース料理

かも。あくまでも概念的にね。(笑)

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