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人生の帳尻

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マイケル・ジャクソンの事が書かれた記事を読みました。
彼は生前、ネバーランドを作ったり、奇行ばかりが取りざたされたわけです。

でも、実はそうじゃないのかも?

子供の頃からスターで、大人のように働かされて、子供の世界を知らなかったために、大人になってから取り返そうと必死になっていたのだとか。

必死に人生の帳尻を合わせようとしてたわけです。

でも、周囲は彼を大人と見るので、ここで当然ズレが生じます。

だから奇行に見える。

当然、満たされないから、お金を注ぎ込むわけです。
人生ってどこかで帳尻を合わせないと、続けていけないのじゃないかと思うのです。

失われた少年時代とか
友だち関係とか

僕の子供の頃から始まったことだけど、学力学力って子供の頃の“頭の良さ(勉強が出来る”という価値を大人から押しつけられて、遊ぶことが出来ないで、そのまま年齢的には大人に達する人が多いです。

だから、大人になってから、“財力”を生かして欲しいオモチャを買ったり、子供じみた行動が止まらないのかもしれません。止まらないというより、

「やっと開放された!好きなことが出来る」

という安心感なのかも。
全く躾けがなされていなかったために、ワガママな子供のまま、自己中心的な大人になってる人もいるから、全てがそうとは言い切れないけど。

結局どこかで帳尻を合わせなきゃならなくなるのなら、最初から満喫させてやった方が賢いのかなと思うわけです。ウチのボウズに、

「オマエ、塾行きたいか?」

と聞くと、

「ぜっっっっったいイヤ」

と答えてくれます。
僕も中学2年生で塾側から

他の子の邪魔になるのでやめてくれ

と言われたクチなので、塾なんか行かせたくもない。(笑)
そういう方向で育てていって、何か問題が出てくるとも思えないんです。

でも、子供時代を満喫出来るような場所も、友だちも少ない、そいういう環境が出来てしまっているのが怖いです。

さすがに友だちの代わりは、親にはできないですから。
ここに、日本の将来の問題が潜んでいるような気もします。

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