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ちゃんと話をさせること

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子供が5歳にもなると、だんだんダダをこねることを覚えるようになります。
うちでも最近、僕が帰って来るなり、

「ぱぱ、くりすますつりーだして?!」

大ダダです。こまったもんだ。
わんわん泣いて、床に突っ伏して、ぎゃーぎゃーわめく。

「今日は遅いから、明日出してあげる」

そんな正当な理由でも、今すぐクリスマスツリーを見たい子供には納得がいかないのです。

僕はそっぴくんがこういうダダをこね始めると、徹底的に意地悪をすることにしています。
といってもただ、話を聞かないだけ。

落ち着いた声で、泣かずに話す時以外は僕は一切話をききません。
あまりにも相手にされないので、パパなんて大嫌い!とか大騒ぎですが、僕の方針は変わりません。

言葉があるんだから、言葉で説明せよ

ということです。クリスマスツリーを飾る時期なんて、正直いつでもいいからわざわざ意地悪しなくてもいいのです。でも、

こちらの都合 と あちらの都合

があまり具合よく合ってしまうのはあまり好ましくない。

あちらは出して欲しい、こちらは出してあげてもよい。
でも、まあ、子供がうるさいから仕方がない、今日出してやるか。
ただ、明日が良いのだけど。

これだと、一見丸く収まったように見えるのですが、ここで子供に大切なことを教えてやる機会を失うのは惜しい。

僕はクリスマスツリーを出す準備はあります。
子供がクリスマスツリーを楽しみにするのは当然のことですから。
むしろかわいいくらい。

でも、簡単に言うことをきくのではなく、そっぴくんにやってもらいたいことがあります。
僕がやってほしいことは何なのかというと、

どうしてクリスマスツリーが出してほしいのかを説明して
なるほど、それなら出してもいいかな

と思わせるような“お話”をしなさいということです。

つまり、交渉。

僕にクリスマスツリーを出してもらう交渉をするんです。

そうしたら一生懸命に泣きやんで、声を落ち着けてからお話を始めました。
クリスマスツリーがだしてほしくなった理由は、

幼稚園の壁にクリスマスの絵が飾られ始めた
友だちの家がクリスマスツリーを出したという話をきいた
バスの中で、「今日はクリスマスツリーを飾ろう」と他の友だちと約束をした
妻がおやつに“ぜんざい”を作ったら、冬を感じて、冬ならクリスマスツリーだ!と思った

だそうです。

これだけ話せれば、交渉成立です。
出してやろうじゃないですか。

ということで、クリスマスツリー飾りました。
うちのクリスマスツリーは大型なので、屋根裏から出してきて、電飾をチェックして、飾り付けをしてというのは結構大仕事なので、出来れば午前中にやりたかったのです。

ちなみに、ツリーと電飾は市販品ですが、オーナメントはほぼ妻の手作りです。

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