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親が思わずやってしまうこと

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甘やかすつもりも何もないのに、あれ?と思うことをやってしまうことがあります。
例えば、ビデオを見ていて

「これ、そっぴくん好きじゃないところばかりだから、いや」

と言われれば、じゃあと言って子供でも見られる番組に変えてしまうとか。
僕らが子供の頃は、大人がテレビを見ていたら、その内容が面白かろうが面白くなかろうが、我慢して見る。それがイヤなら自分で遊ぶ。もしも難癖をつけようものなら、叱られました。

叱る必要は無いにしても、

CMを飛ばせだの
今のシーンをもう一度みたいだの
面白くない所を早送りせよだの

そんな要求がポンポン飛び出します。
いつ我慢するんだ?

あまりにも我慢の必要がない便利な機械が出来て、ビデオにいたってはオンデマンドになって、みたいものが見たいときに見られる世の中になってしまって、自分のその時々の欲求を満たしながら生きていけることに慣れてしまって良いのかなぁ??

家の中だけものすごく便利で、外に出たら思い通りにならないことばかり。

だから、今からもう少し我慢しても良いんじゃないのかな。
機械に早送りや、スキップする機能が付いているから、あまりにも自然に当然にその機能をちょちょっとやってしまうけど、これ、止めよう。

僕らの世代も我慢が出来ない世代。
我慢をせずに、豊かになった親に色々と与えられてきた世代です。

その弊害が、

不況だろうが、災害だろうが乗り越えてみせる!

という気迫がなくて、なんとなく人にくっついていこう。
何とかなるでしょう、という感覚を生んでいるような気がしています。

例えば、今の僕らの精神のまま、時代が戦後の復興期に戻ったら?
この日本は今のようにはなってこない。
もっと弱くて、あきらめ顔の日本が出来てしまう。
そんな確信があります。

僕らも含めて、日本人がちょっと弱くなりすぎていると思っている人、結構いるのでは?

かなりハードに方向転換しないと、将来の日本はもっともっと困ったことになります。

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