我が家には、
この日までは冬装備を解かない
という日があります。
4月下旬の某日 僕の愛犬が死んだ日(の翌日)
です。
この日は、幼稚園から息子が帰ってきたとき部屋の隅においてあった三輪車の後輪にあたまを乗っけて、家族がおやつを食べているところを見てました。
すると、その場で心臓発作をおこし、痙攣しはじめました。
すぐに病院に連れて行きましたが、道中で最後の呼吸をして死んでしまいました。
いまでもあの顔が忘れられません。
亡骸とともに家に帰ってきて、何をする気もせず、息子を抱きしめたまま子供みたいにワンワン泣いていました。
夜は、リビングでタオルの上に寝かせた愛犬の横に寝て、翌日荼毘に付しました。
この夜の寒かったこと!
4月というのに、氷が貼るのではないかというほど室内がさむく、以来
愛犬の命日までは冬装備を解かない
というのが我が家の習わしになりました。
だから、 4月になって知り合いが
もう毛布片付けたよ
と言っても、ウチでは冬装備のままです。
他人に押し付けることではないので、誰にも言わないですが、
その日が
ウチの春なんです。
だから、まだウチは冬。(笑)
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