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友人の母の死

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僕の友だちで、リチャード・トンプソンという人のバンドでドラムを叩いてるマイケル・ジェローム(リンク先のドラム奏者)というミュージシャンがいます。明るくて、いつも何かを指で軽快に叩いて踊ってるヤツ。

昨日なんだか普通じゃない雰囲気のメールが来たので開けてみると、彼のテキサスに住む母が亡くなった知らせでした。
膵臓癌だったそうです。
あっという間に転移してしまったらしい。

その報告に続くメールの内容にとても心を打たれました。

母親思いだったので、どれほどのショックを受けているか想像に難くないのですが、文面は「同じ病気で苦しむ人」への励ましのメールでした。

病気に限らず、苦境にある仲間への励ましのメールです。

それは、彼の母親が人々を愛することを教えて亡くなっていったその意志を継ぐものです。

僕ら日本人は「愛」という言葉を人前で使う習慣があまりないため、照れくさかったり、男女間の話に偏って考えすぎたりしてしまいます。

でも、英語のLoveは、「思いやり」という感覚にも近いです。

人が悲しんだり、苦しんだり、何かに耐えているとき、かける言葉に迷います。

だけど、悲しんでいる人から声を出していくという方法もあるのですね。

外国人は自分勝手だとか言われます。
部分的には真実ですし、当社でもその“部分”に対しての主張をしています。

でも、付き合ってみると僕ら日本人より仲間や社会に対しての貢献意識は高いですし、思いやりも人一倍あります。外国の習慣を間違った思いこみだけでファッションのように取り入れて、どんどん自己中心的になっていく今の日本は間違っている。

日本ってそのままですごくいい国なんです。
自分がどんなに辛い状態であっても、他人を思いやる強い気持ちを生まれついて持っている国民なんです。

真剣に、そういうDNAになってると思う。

友人の母親の訃報に接して、なぜか日本らしさを連想してしまいました。

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