災害が起きると、テレビのコメンテーター等々からその対応についての批判がバンバン上がってきます。テレビに出ては政府の対応がどうのこうのと言っている。
すごい自信だなぁ
と感心してしまいます。
もし自分がその現場にいたら、コメンテーターの方々のように
理想的な対応
ができるとは思えないです。
問題というのは往々にして複合的なものです。
原因がひとつならいいんです。
それが複雑にからみあっているから、最善だと思ってもどこかでほころびが出てしまう。
もちろん完璧な対応を求めたい気持ちはあります。
でも、できるとも思えない。
今回も、みんな自分の出来る限りの最善を尽くしていたと考えたい。
被害の大きさに腰が引ける。
だから、及び腰になることだってあるでしょう。
でも、誰も逃げ腰になってたとは思えません。
それを、怒ってみたり批判してみたりしても仕方がない。
結局、大問題のさなかに
謝罪する時間をつくる
とか、
言い訳する時間をつくる
なんて馬鹿げたことになってしまうわけです。
今回僕らは罹災しませんでしたが、東海・東南海地震がいつくるか、という準備段階にあるわけです。だから、それぞれの災害から学んでどう備えたらよいのかを考える。
弱いところは補強する、予測出来なかった部分は、予測にくわえる。
支援体制は機能するのかどうか再考する。
誰の責任とかガヤガヤやっているうちに、次の地震が来たらどうする。
必要なのは、批判や責任追及ではなくて、改善すべきポイントをまとめていくことじゃないのか。
日本に住んでいる限り、地震や災害って他人ごとではありません。
ただいつの時代も、
「もっと上手く出来たはずだ」
と言っている人たちは、有事の時にはなぜか中心にいない。
仮に政治家だったとしたら、その現場にいない人なわけです。
現場にいたら、きっと批判・非難の対象になってる人たちになるはず。
だから、もう少し建設的にやりましょう。
世界が見てるのに、日本人としてみっともないです。
ところで、自分自身も災害の備えを見直しました。
今まで東海・東南海地震はラジオなどのサラッと聞いただけの知識しかなかったのです。
資料をネットからダウンロードして、
予想される震源
自分の地域の被害予測
避難場所
食料や水などの備え
その他
色々わかってないことがありました。
なんと、備えていたはずの食料は、3年前に賞味期限切れでした。
別の言葉でいえば、
完全に油断していました。
地震をなめていました。
なので、早速対応開始です。
新しい保存食やカロリーの高い日持ちするお菓子で、なるべく密度の高いかさ張らないものを揃え、年に一度、保存食の内容を確認する日を決めて、Googleのカレンダーに永年登録。
庭に避難シェルター(ただの物置)を設置することにしました。
とはいえ、実際に災害が来たら
「しっかり備えてたから全く問題なんてなかった」
と言える自信はないなぁ・・・。
願わくば、予想より被害が小さくて良かったねと言い合えるといいです。
でも、近頃、最悪の想定は裏切られる傾向にあり・・・・。
P.S. この頃、募金箱見るたびに募金することが習慣になっています。
お恥ずかしい話が、いままでそれほど善意に満ち満ちた人間ではなかったんですが、今回目を覚まさせられた気持ちです。
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