人に話を聞いてもらうことはとっても難しいです。
「誰々は僕の話を聞いてくれない」
という批判をよく耳にするものの、それはちょっと違うんじゃないかと思うのです。
例えば、高名な著者でもある大前研一さんの本を読んでいると、頻繁に出てくるのが、
「時の政治家・役人に進言したけど、聞き入れてもらえなかった」
という言葉です。
大前研一さんと言えば、GEのジャック・ウェルチやナイキのフィル・ナイトが耳を傾ける相手です。
それでも、全ての人が耳を傾けるわけではない
そして、歯がゆい思いをしているわけです。
しかもその歯がゆさが、
国家レベル
となれば、普通のイライラではないはずです。
新聞の投稿レベルではないのです。
別に誰を卑下するわけではないけど、
会社で何々を提案したが、聞き入れてもらえなかった
なんてのは、当然もいいとこ。
まずは提案して、それを説得すること。
それが、仕事そのものかもしれません。
その後に聞き入れられれば、大成功というところでしょう。
自分が良いと思ったことは、他人も良いと思うべき
なんてのは、タダの幼稚なエゴでしかないのです。
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