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上手くなれば良いのか?

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昨日のエントリーの、僕のお気に入り映画「August Rush」を観ていて、

これはいかんっ!

と思ったことがあります。
オーガスト・ラッシュは、孤児で音楽の天才児という設定です。
でも、楽器なんて触ったこともない。
それなのに、頭の中には音楽がいっぱい詰まっているのです。
それは、両親が二人ともミュージシャンだったことに由来します。

ある時、ギターを弾く少年に出会い、一瞬にしてギターの

をマスターします。弾き方ではなく、音をマスターしてしまうんです。
つまり、弾き方は独創的。弦を手のひらで叩くようにして演奏するのです。
大切なのは、その顔です。

もの凄く楽しそう。

音楽も、心の底から幸せを喜んでいるようなアドリブ。
もちろん設定なんですが。

この子は、誰からも強制されず、喜びの表現として演奏するのです。

僕が、これはいかんと思ったのは、子供達の習い事の事です。
ウチの息子なら、合気道。
ピアノの子もいるだろうし、表現や分野は違っても、親は心のどこかで

上達

を目標としてしまいます。
商売側も分かってて、上達度が目に見える工夫をします。
親が、長く続けさせる理由を感じさせなければならないのです。

でも、上手くなれば良いのか?

上手いだけの楽器演奏なんて、人は感動しません。
技巧的に優れていることは、必ずしも大切ではないのです。

楽しんでやること

これが、すごく大切なのに、僕は技術的な事がとても気になってしまっていたのです。

だから、上手くはなっても、本人が楽しくない

これではいかんね。
これから、やり方をがらっと変えてみることにします。

上達することに喜びを見いだせるようになる教育

そういうものを目指そうと思います。
でもね、楽しいというのも、習い事の“場所”へ行って、友だちとふざけるのが楽しい、というのとは、

別の楽しみでなくてはならない。

そう思います。
友だちとの遊びは遊びで、ハメ外して遊んでほしいけど、稽古はそれとは別の楽しみとして理解出来るようになってほしいなぁ。

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