随分前にマーフィーの法則が一世を風靡しました。
いまでも信奉者は多いみたいです。
僕はあれを見てみんなが、
「そうそう!」
とやってる理由がよく分からなかったのです。
例えば、
「将来問題になりそうな事柄は、最悪の状態で問題になる」
みたいな法則がありました。
とりあえずやってなくても支障がなさそうな仕事がある。実際はやらなきゃいけないんだけど、緊急性がないからと、まあ後回しにしてしまう。でも、何となく気になっている。
「問題にならなきゃいいけど・・・・。まあ、大丈夫か」
ところがある日、それが心配したとおり最悪の状態で現実になってしまう。
そうすると大騒ぎなのです。
「おお?!マーフィーの法則だ。すごいすごい」
ちっとも凄くないです。
問題になることを予想していて対策を打たなかったんだから、問題が発生するのは当たり前です。
その他、マーフィーの法則と言われているものを読むと、どう考えても、
「なまけ」
が原因なだけで、法則というよりは原因と結果の単純な構成であるとしか思えない。
問題は、“やらなきゃいけないことをキッチリ終わらせる”ということが実践できない人達が、
「これは自分の性質の問題ではない。マーフィーの法則なんです」
と大いなる力が働いているように納得してしまうこと。
そんなはずはありません。
ちゃっちゃとやればいいんです。
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