ファミリーレストランのような所へ行くと、若い子達が肘をついて、靴を脱いで膝を立てて食事をしているシーンは珍しくなくなりました。当然、ハシの持ち方は不可能なほど器用です。
ストレートにいえば、最低の姿です。
そういうと、
「誰にも迷惑をかけているわけではない」
という人がいます。もちろん、視覚的に不快感を与えているだけで、見なければ良いのだといわれれば何となく理屈のようにも思う。
でも、それは違います。
“肘をついて食事をすることを許す環境(家庭)”
これがまずいけない。
そこで育ってきたのであれば、おそらくその他の事もゆるゆるに許されているだろうと思うのです。その場でたまたま見えたのが、肘をついて食事をしているという行為というだけ。氷山の一角です。
些細なことができていない。つまり、細かな気遣いで子供が社会に出て“人に不快感を与える人”にならないこと、を教える気もない家庭で育ったということです。
お子さんがいらっしゃる方は、自分の大切な子の存在が、
他人に不快感を与えている
としたらどうか?大切な子が、他人にとって不快な存在なんです。そんな風に思われていると想像するだけで我慢できません。
逆恨みして不快を感じた人を憎む、そういう人も増えているようですけどね。
裏をかえせば、自分の子なんてどうでもいいのかもしれません。
僕はみてくれだけを考えているわけではありません。他人にどう思われるか?そんなことにびくびくする子になってほしくないです。
が!
それは、世間一般で当然のことができている前提での話です。
なんでもかんでも個性で割り切ってはいけない。
最低のところができていて、そこから個性を発揮すればいいんです。
怠慢な性格は、永久に個性にはなり得ません。
肘をついて食事をする。
これは、日本人として、社会でより高度な人間関係を築く準備ができていないという証拠なのです。
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