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子どもに分かるわけがない

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僕には、保育園の頃から高校までずっと同じ学校へ通った、Kという友人がいました。
ついでにスイミングスクール、中学の部活も一緒の水泳部。

高校も、僕らの中学から2人しか入学しなかったから、本当に長くて濃い付き合い。

でも、彼が今どうしているのか知りません。
高校2年の時に、仲違いして以来一言も口をきいたことがないのです。

僕が覚えている最後の会話は、すごくくだらない。
僕が自分でステレオを買って、それがアナログの針がついたパワーアンプ付のものだったのです。それを、その友人が、

「オレはアナログの針は嫌い」

と言ったことに僕がつむじを曲げて、長い付き合いは終わりました。

くだらね?!(笑)
もったいね?!(^_^;)

でもね、その時の僕を、大人になった僕の目から見れば、彼(僕)なりの理由があったんだろうと思うのです。仲が良いというのは、ぶつかり合いの連続でもあるわけで、

僕が平泳ぎなら、ヤツは自由形
僕が洋楽なら、ヤツは邦楽
僕が洋画なら、ヤツは邦画
僕が直毛なら、ヤツは天パー
僕があの子を好きなら、ヤツはあっちの子

僕らは、やんなっちゃうほど反対だったのです。(笑)

で、いちいち反論されているうちに、うっとうしくなってしまい、仲違い。

周りから見れば、

「石川がステレオをけなされて、激しくへそ曲げた」

というくだらない理由にしかみえなかったはずです。(笑)
実際くだらないし。
同じ電車、同じ校舎を使う以上、周りに異常に気を遣わせることにもなったわけです。
迷惑。

とはいえ、子どもってのはその程度の頭しかないってことです。
17歳にもなれば、寛容さや、多様性が理解できるかと言えばそうではなく、やはり自分の価値観にコリコリに固まってしまっているわけです。子どもだからって、頭が柔らかいなんて、誰が決めた。

子どもの先入観は大人以上。
頭はカチカチ。

この頃、子どもの事件が多いです。
子どもに多くを望んではいけません。

分かるわけがないんだから。

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