面白いことに気がつきました。
子どもに色々な事に対する興味を持たせる方法。
僕は小さい頃からの癖で、気に入ったことがあるとそれを他の人にも説明したがるのだそうです。(妻談)
しかも、それが結構
うっとうしい (^_^;)
らしいのです。というのも、中学生の同級生にもいわれたことで、当時僕は彼を家に呼んで、自分が好きな映画音楽を聴かせまくったらしいのです。それも、一曲聴かせるのではなく、
サビだけ
気に入ったところだけ
をしつこく聞かせて、なぜそんなに気に入ったのかを取り憑かれたように説明したのだとか。(笑)
それと同じことを息子にもやっているときがあるらしく、といっても今はサビだけ聞かせるとかではなくて、
「このフレーズの後に出てくる所、しびれるんだぞ?!」
「このシーンがきれいなんだ!」
「この場面がかっこいいんだ!」
「この絵のこんなところがパパは大好きなんだよ!」
・・・そういえば、アンドリュー・ロイド・ウェーバーの
レ・ミゼラブル
ファントム・オブ・ザ・オペラ
のCDをかけて、好きな曲を歌真似しながら聞かせていました。自分が作った曲じゃないのに、自慢してどうすんだ。
音楽でも、映画でも、本でも、小説でも、語学でも、そんなことを今まで色んな人にやってきているような記憶が・・・。
先日ここでも紹介したチョコレートの本を広げて、
「ほら、この前食べたケーキの上に乗ってた、こんな形したチョコレートがあっただろ?
あのチョコレートは、こんな風に形を作るんだって!」
「入れ物いっぱいに溶かしたチョコレートを、アメみたいにした砂糖で包んだアーモンドにかけるんだって!」
「パパは、このチョコレートで顔を洗いたいよ」
と話していたら、そっぴくんはそのチョコレートの本に夢中になってしまいました。ふと気がついて、今度はデザインの写真集で同じことをやってみたら、僕と一緒に一時間近くデザイン観賞をして、デザイン談義をしました。
そして、トイレに行くときには、
「パパ、先に進んじゃだめだよ」
終わりがけには、
「あしたもこの本いっしょにみよう!」
と言ってくれました。
僕の視点を植え付けてしまう恐れはありますが、子どもの視点というのはある程度親や、周りの大人の影響をうけるものです。だったら、僕がなぜこれを楽しいと感じるのかを教えてあげればいい。
そして、たまに、
「そっぴくんは、こんな感じのデザインか、こんな感じのデザイン、どっちが好き?」
と、僕の意見を挟まずに話しあったりするようにしています。
子どもの興味をひくためには、親が自分が楽しいと思うことをいかに楽しく語れるのかということが大切だということがわかりました。別に、
モーツアルトを聴かせる
名画を見せる
ということが大切なわけではないのです。
ヘヴィーメタルだろうが、なんだろうが一緒に楽しむこと、楽しさを伝えること、自分の感じている価値を伝えることが一番簡単なことです。
・・・ と自分の癖を弁護してみる。(笑)
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