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映画を作りたい

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人生の1/3くらいを映画に費やして、映画で生きていこうと思ったのに

挫折しました。今は映画を作っていません。  ○| ̄|_

僕の友人はハリウッドで映画を作っていたり、世界中を飛び回って有名バンドのミュージックビデオを撮ったり、WB社のエグゼクティブになっていたり。映画を見れば、かつて自分が撮影していた場所や住んでいた場所ばっかり出てくる。

映画を見ていて自分の知った名前がクレジットに出てくると、腹の下の方がスーっとして、

自分は何をやってるの?

という焦りを感じます。昔、僕のよく知る人が

レースメカニックになって世界を転戦したい

という夢を持って、当時まだ小さかった自動車メーカーT社に入り、思ったようにその道が開けず挫折。
以来、テレビでF1やレースを全く見なくなってしまいました。

そういう気持が分かる。

他人にはとても楽しいものなのに、挫折した人間にとっては見るのがとても辛いものになるみたいです。

僕もハリウッド映画を素直に喜んで見られない、情けない自分の姿を感じる時があります。
こんな感傷にいつまでも浸ってる僕って、なんてバカなんだろうと思います。

今周りを見回せば、デジタルカメラやHDカメラがゴロゴロ。
素人が撮った映像が、ネット上にゴロゴロ・・・ どころか、そんなものばかりなわけです。
僕も今、UNTAMEDの他に映像制作の仕事もやっています。

みんな映像で表現している。

それでいいんじゃん。

先日17年ぶりに再開した先輩達に、

「僕らは映画をやらなきゃだめです。機材はほとんど揃ってますし、全員プロだからなにか表現できます」

といったら、

「ええやん。やろうか」

という反応でした。これを実現するためには動かなければなりません。
思いばかりで、行動が伴わなかった、行動が思いに追いつけなかった若くて挫折した時代を背負ってるからこそ、

地に足のついた表現ができる
色んな人の色んな思いを理解して映像が作れる

僕らの年齢で表現したら、「かっこいいだけ」なんてことはありえません。
みんな何かを背負ったり、悩んだりを繰り返して今があるわけです。全てが表現に入ってくるはずです。

無性に映画が作りたくなりました。

今は自分の習慣が悪いせいで、

“忙しすぎて時間がないと思い込むクセ”

が抜けないけど、僕はこの習慣を壊そうと思います。
逃げてばかりでは何もできません。

こんな記事もあります。

映画:モンスターハウス on September 2nd, 2009

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