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メディアリテラシーって何?

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あらためて、あけましておめでとうございます。
今年も“続ける”を目標にブログ書いていこうと思います。とにかく毎日!
なぜ、といわれても理由はないんですが、可能な限り毎日続けることを自分に課したいです。

去年、一昨年くらいから、リテラシーという言葉をよく聞くようになりました。
年始のいろんな席でもこういう言葉が飛び交いました。
僕自身も関心がないわけではありませんが、また天の邪鬼が騒ぎ出しました。

「メディアリテラシーというのは、メディアの読み方」

です。

つまり、メディアのいうことから嘘と真実を見抜こうという、

自分より情報力で勝る相手の上をいく

そんな雰囲気のある、とっても勇ましくてインテリジェントな行動のように感じます。自分がちょっと賢くなったような、そんなくすぐったい感覚です。
でも、結局は提示されているものに対する反応でしかないわけです。

極端に言えば、

「メディアが見せてくれるものが、情報のすべて」

という立場なので、自分の周りで起きている事柄に対して、自ら問題を見つけるという能力の話はどこにもないわけです。

親が買ってくる本を読んで批評している子供のようなもので、非常に世界が狭い。

その証拠に、宴席で話題に上るのは、そのときにメディアで騒がれている事柄ばかりです。一人として、

「おれ、最近こういうことに疑問を感じてるんだよね」

と、新聞やテレビでは聞いたこともない事柄に疑問を感じ、何か行動を起こしている人に出会ったことがありません。

数年前ならライブドア、今ならさしずめ企業の不正や、官僚の問題でしょうか。
旬がすぎれば別にどうでもいいこと。

メディアリテラシーを別の言葉で言い表すのであれば、

「旬の話題の楽しみ方」
「宴席の話題提供」

でしかありません。メディアリテラシーそのものが、エンターテイメントなのです。
だから、メディアリテラシーという言葉がとても浅はかに聞こえるのです。

メディアが掘り出してくる問題は、いつも

数年前の出来事に端を発している

わけです。

みんながライブドアに大騒ぎしている横で、確実に赤福の問題は進行していたわけです。
でも、話題にならない。その問題を認識している人がいたにもかかわらず、です。

赤福が話題になれば、

「ほかの会社もやってるよ」
「企業倫理がうんたらかんたら」
「あの新聞ではこう言っていたが、あの理論は何々的。俺は○○の視点が正しいと思う」

とやり出すわけです。

来年の新年会の話題は、今年皆さんが話した話題とは別のこと。

そのタネは数年前から既に仕込まれているわけです。

誰かが何か凶悪な事件を起こしそうなサインを発しているとか
後ろめたいことをやっているとか
経営が苦しいあまり、悪いものを売ってるとか

爆弾のスイッチはもう入っています。
問題はいつ爆発するか・・・ ではなく、

爆発する前に止めることです。

今年爆発する問題の多くは、その爆弾についた火を消せる人が

“今、この時点で”

真横にいるはずです。
自分の周りの小さな火を、今すぐ消してください。
簡単なことです。

メディアリテラシーなんてのは、情報の初心者マークです。
メディアにでていないことに問題を感じる感覚を養う一年にしたいものです。

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