そっぴくんが友だちと公園で遊んでいるところへ、僕が迎えに行ったときのことです。そっぴくんのクラスメート2人
携帯を首からさげてました。 (O_O)
ホントに携帯持ってんだね。
小学一年生でも。
驚きました。
通信機器に早くから触れている子の方が、ネット系の犯罪に巻き込まれないと言われているので、僕も
絶対買わない
とか、頑固オヤジをただ続けていくつもりはないものの、どこか釈然としないのは、
携帯電話があって便利なのは、親だけだという事実
僕が公園に行くと、知らない子供も話しかけてきます。
僕がそっぴくんの親だと知らない子もです。
誰でもいい、一人でも子供と話していれば、子ども達は気を許して、
知ってるおじさん
の如くガードが下がります。
「へぇぇ、オマエ、携帯持っとるのか?見せてみ?」
とためしにやってみれば、見ず知らずの僕に易々と携帯を渡してしまいます。
もし、悪意があれば、携帯を持っていようが関係ない。
子供はあまりにも簡単に悪人の手に落ちるように感じます。
親から電話がかかってきて、
「うん、今公園」
と言うだけじゃないかもしれません。電話が繋がった途端、
「ぎゃぁぁぁ!助けてぇぇ!」
と断末魔の声を聞かされるなんて恐ろしい事件もいつか起きるような気がします。
むしろ、変質者はそういう劇場的な犯罪に快感を感じるのかもしれません。
携帯では、子供を守ってやれないのです。
携帯は、あくまでも
“大丈夫なことを確認する機器”
なので、大丈夫じゃないときには何もできません。
鍛えるべきは、子ども達の感覚であるはずです。
携帯で管理して安心だと思っているのは、
甘い!
子ども達に携帯なんか持たせないで、近所の大人達のネットワークを強化したほうがよっぽどいいと思うのです。その場で、自分を守れる子、危険に近寄らない感覚の鋭い子に育てた方がよっぽど安心なんです。
子ども達の感覚が育つまでは、信用できる大人達の目
が、通信機器以上に強力です。
携帯電話を持たせるのは、もう少し後でも良いでしょう。
本当に行動範囲が広がったときでね。
色んな家庭の事情があり、携帯が便利という場合もあるはずなので、無差別に批判はしません。でも、明らかに
“いちいち子供の面倒見てるのは面倒くさい”
という理由が見え隠れしている親もいるんですよね。
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