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全ての人が気持ちよく

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先日、大企業がらみの仕事のあるクリエイターと話をしていて、憤りました。

どうして、世の中には、上から目線でものを話す人が多いのか?

僕自身、挫折と失敗の塊なので、尊大になれるほどの確固たる自信がなくて、人とできるだけ丁寧に接しようとしているわけではありません。

ただ、僕の言葉で傷ついて、

その嫌な思いを心に残していく人がいること

それが、我慢ならないのです。
子供の頃、言葉や態度で人を傷つけたこともあって、大人になってから自分のやったことに後悔していることもあります。
それはカッコつけて隠したって仕方がない。
事実ですから。
でも、子供のウチに罪を犯して、大人になる過程で反省して少しでもマトモになっていかなければ、僕に傷つけられた人に失礼です。今さら謝罪行脚しても仕方がないですから、今度は自分から世間に返していくしかないです。

どんな会社でも、取引の相手やお客様が増えれば増えるほど、クレームや苦情、ご意見をいただくことも当然出てきます。それは企業として、正しく対応して満足に繋げていくという向上に繋がります。

ただし、中には

うっぷん晴らし

と言われても仕方がないような行動を取る人もいるでしょう。
僕の知り合いでも、買った車の故障に因縁をつけて怒鳴り込んで、全く無関係な車のキズやヘコミを

タダで直させた

ということを自慢する人がいます。
故障は、欠陥とは違います。
それに苦情を言って、他のこともサービスさせる。
それって不当です。
やらされた方がはたまったものではありません。
営業妨害される損害を考えると、その人に無料でサービス提供したほうが被害が少ないと考えたのでしょうが、

嫌な思いをしていることには違いないのです。

ある大企業と付き合いのある中小企業の責任者は、大学を出て数年くらい、ほとんど自分の娘と同じくらいの歳の女性に

お説教

されるのだとか。
馬鹿馬鹿しい。

言いたいことは、年齢の上下ではないですよ。念のため。

その女性も自分の仕事をしっかりとやっているつもりなのかもしれません。
でもね、自分の仕事を目標の枠にはめ込むために、相手のプライドも尊重せずに行動することは、長い目で見ると

大きなマイナスです。

自分の目標が100だったとして、今90しか達成できていない。
原因は、あの会社にある。
だから担当者を叱責して、しっかりとやらせる
目標の100を達成する。
満足!

でも、その達成は、どこまで行っても

100

でしかありません。
なにしろ、

100という枠を自分でつくっているのだから。

だから、取引先は、その女性の

100という目標の枠の中で、100を越えないように

仕事します。
それは、人情というものです。たとえ、

100を達成したいのなら、100でいいじゃん。
それ以上を提供して、喜んでもらいたい相手じゃない。

と考えたって、おそらく誰も責めません。
100を越える仕事をしたいと思えば、この中小企業の内からわき出るやる気みたいなものをグイグイ引き出す必要があります。

この女性は、しばらくの間、

そつなく仕事をして
自分は上司に責められず
やり手というイメージを維持する
プライドも持ち続けられる

でも、何か世の中で大問題がおきたときや、自分がしくじったときなど、大きな転換期に周囲から総スカンを食らいます。

結局は、全ての人が気持ちよく、苦言を呈しなくてはならないとしても、相手が受け入れやすいように、どうしてもダメなら合意の上で別れる。

それが一番良い生き方のように感じます。

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