この時代にかなり異色のテーマの映画でした。
日本用タイトル付けセンスの悪さはまず批判しておきたいです(原題:Thank you for smoking)。
僕自身、生まれてこの方煙草を吸ったことがないし、煙草の匂いがもの凄く嫌いなので、このタイトルを見たとき、
「なんだこれ?」
と怒りにも近い感覚を持ちましたが(笑)、おそらくこんなあからさまなタイトルということは、僕のこんな反応を狙ったものだろうと予測して、乗ってみることにしました。(^_^;)
面白い映画です。
煙草会社のロビイストが、煙草擁護のために口八丁で話しまくるという映画。
嫌いなことに思考停止してしまう人間の心理を揶揄しているため、この映画に目くじらを立てることで
ユーモアを介さない馬鹿
になってしまう気分です。(笑)
煙草の批判への反論につきものの、食品・環境・乗り物に関する
「オマエだって危ないじゃん」
という主張も出てきます。
車は排ガスを出すし、カロリーの高い食べ物はガンの原因になって人を殺すし・・・というものです。
確かに高カロリーの食べ物は人を死なせるけど、匂いは煙草ほどしつこくないからなぁ、と思うものの
どんな意見にも反対意見はあるわけです。
だから、嫌われた嗜好として追いつめられた煙草が不運なだけとも言えます。
ただし、この映画、よ?く見ていると気付くこと。
だれ一人として煙草を吸っている人が出てきません。(笑)
全体にとてもクリーンな雰囲気を漂わせた撮影なので、演出意図なんでしょうね。
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