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良い役者と悪い役者

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良い役者と悪い役者を見分ける方法として、ある教授が教えてくれたひと言があります。

「役者に、

“アトランティス大陸を発見した”

と言わせて、真実に聞こえたら、それは良い役者だ」

だそうです。(笑)
役者とは、“ごっこ”を仕事にしている人達のこと。

探検家ごっこ
スパイごっこ
警察ごっこ

まさにごっこだらけ。
そのごっこを、どれだけ真実として見せることができるかにかかっているわけだから、アトランティス大陸のひと言はかなり有効です。例えば、ハリソンフォードが言えば、絶対信じてしまいそうです。

実は、真実味を伝えることが必要なのは、役者だけではありません。

政治家

もそうです。アメリカの大統領を見るアメリカ人のまなざしは、まさに

良い役者を見る目

です。自分たちの将来についてのビジョンを掲げ、その演説に民衆が熱狂するわけです。
日本の政治家に、そんな迫力がある人はいるのか?

首相を始め、全然真実味がない。
国民が国のリーダーの言葉を、

「また何か言ってるけど、どうせ駄目でしょ」

という心理状態になってしまっています。
なにしろ、連続して二人の首相が職場放棄してしまったわけですから、信頼感なんてカケラも生まれてこないでしょう。(職場放棄したのに、平気な顔して政治家でいられるのも厚かましい話です)

アメリカ大統領を見るときの、僕らの嫉妬はそういう所から出てくるんでしょうね。
または、単なる外人コンプレックスか?
そのコンプレックスを逆手にとって、日産のゴーン氏みたいに、外国人に首相やらせたら結構上手くいったりして。

ああ、情けない。

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