健康関係のテレビ番組や雑誌では、次々と新しい健康法が出てきます。楽して痩せる、血液サラサラ、そんな感じの言葉が毎日出てきます。
アレを食べろ、これを飲め、こうしろああしろ云々
それを聞いていると、
「体にイイモノがありすぎて、食事どころの騒ぎじゃない」
というほど、これを食べるといい、あれを食べるといいとやっています。
だけど、体の問題は
血液をサラサラにしたらいい
とか、
酢を毎日飲むといい
なんてのは根本的な解決になりません。
例えば、血の役割は体中に酸素と栄養を行き渡らせること。だとしたら、血をチューンナップして
ハイパワー血液
高効率血液
にすればいいのか?とかいうと、それは違う。
流れやすい血になる食べ物を食べたら・・・
血が流れる道(血管)を整備しなきゃならない
血を送り出すポンプ(心臓)を強化しなきゃならない
血に酸素を与える肺も無関係ではない
血に栄養を与えるために、食べ物から栄養を得るための内臓も正常に働いていなければならない
その食べ物にも気をつけなければなりません。
全体に対して働きかけて、全体が徐々に改良されていくようにしなければ、逆に不健康になります。
一部だけの強化はできないのです。
だったら、肺・心臓・血管・血・・・とそれぞれの器官について働きかけていかなければならないのかというと、そんなに難しいことではなく、
運動
すれば全てが解決してしまいます。
物事は何でもとてもシンプルなのです。
動かずに、努力せずに達成しようとすると
どんどん複雑になっていきます。
じゃ、食べ物の話はどうなるの?
食べ物は運動じゃ、解決しないでしょ?
いい質問です。(笑)
体を鍛えていくと感覚が鋭くなるので、添加物がいっぱいの食品を口にすると、数日間不愉快な後味に悩まされることになります。
塩分が強い
脂分が多い
そんなことも一口食べれば体が教えてくれるようになります。
だから、それ以来食べる物に気をつけるようになります。
体に悪いものは見るだけで分かるようになってしまいます。
周りに、口癖のように、
「○○は体に悪い」
という人がいませんか? 結構鬱陶しいタイプです。(笑)
その人達はただ口うるさいだけでなく、本当にその味を受け付けない体になっているのです。それを、
テイストアヴァージョン(味覚嫌悪)
といって、動物が本能的に
「これは食べていい、食べてはいけない」
というのを判断している驚きの能力です。
だから、野生動物は変なモノを食べて病気になることが少ないんです。
結局人間も鍛えていけば動物のような感覚を取り戻せるということです。
どんな物事でも突き詰めれば突き詰めるほどシンプルになっていくようです。
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